失恋を癒した1冊「おひとり様物語」
今日も今日とて寂しくて泣いていたりもしたけれど、心配してくれたり、わざわざ個人に連絡をくれたりする友人もいて、有難いな少しずつ元気になれるかなと思いました。
もしかしたら未来で失恋することもあるだろう私に心が軽くなった1冊をオススメしたい。
それがこちら。
谷口史子先生の「おひとり様物語」
http://kisscomic.com/kc/ohitori/index.html
おひとり様を満喫してる。でもたまにぽつんとした気持ちになったり、失恋や離婚に別居や不倫。
妙齢の女性たちがそれぞれの形でおひとり様になったり、そうしたりと迷いや不安や寂しさを抱えながら懸命に誠実に生きている。
オムニバス形式の漫画。
どの方も魅力的だったり親近感あったりして「そっか今私もこんな気持ちなのかも」
「ちゃんとひとりぼっちにならなければ」とぽろぽろと泣くところに胸を打たれたり。
今一番シンパシーを感じてるのは、
3巻18話の千晴さん。
2ヶ月前に7年付き合った彼氏にフラれ、彼氏を吹っ切るために引っ越しを決意!
でも部屋には思い出の品だらけで中々全然進まない。
うじうじしてたら親友から一喝!
どうしてもなものはちょっとだけ残す方向で引っ越し準備完了。
翌日、引っ越し先の荷物に足りないものが。
大事なものだからひとつにまとめて自分で持っていくんだって。そう思って手にとって………バタバタしてたからその他のゴミと共にごみ置き場に置いてしまったことを思い出して、件のゴミ置き場にダッシュするが時すでに遅し。全て回収されてました。
「あの時ね、あの荷物を捨てちゃったって気付いたとき 、すごいショックで、ぼーぜんとして……」
「でも少しほっとしたの」
ほっとした。
それだけ思い出の品たちに縛られて、でもまだ好きな気持ちを形ある思い出にしがみつく事しか出来なかった。
それがなくなった今。
「今でも好きだけど、胸のなかに今までの思い出がある。
後ろ向きかな
暗いかな
でもそう思ったら初めて
自然にさよならを言える気がした」
そうだよね。楽しかったことも悩んだこともたくさんあってそれは自分の中にある。
それとどう付き合っていくかは自分次第だよね!
と大分ポジティブになれたんじゃないでしょうか。
たまにぽつんと寂しく思うときもあるけど、おひとり様も悪くない。
縛られないで自分の好きを重ねて大事に生きていけたらいいな、出来るかな?変われるかな?
そんな風に考えて、少し気が楽になりました。
オススメですよ。おひとり様物語