自分の色を探す時期に

周りの大人から圧をかけられて、臆することはしなくていい。

 

おしゃれは楽しむものだ。

自己表現のひとつだと思う。

 

思春期の私は

からだの変化が気になったり、

異性に対して意識はしちゃったり、

ファッション・おしゃれに興味を持ち始めたりした。

 

恥ずかしいことじゃない。

そういう時期なんです。

羽化する時期なんです。

だから恥ずかしがらないでいいよ、と言ってあげられたら良かったなと思う。

 

私はそんな時期に大人たちにいろいろ言われて、おしゃれをすることに随分臆病になってしまいました。

可愛い服、大人っぽい服を着て、化粧をしたら「変に色ずきおって」

丸みのある体になってきたら「ぶくぶく太ってみっともない」

脚を出せば「痴漢を誘発してる」

髪をのばしたら「うっとうしい。似合わない」

学校もそれなりに身なりに厳しく、膝丈のスカートで髪は肩についたら結い、化粧等はせず、「中高校生らしく」と言われたままで居たのです。

 

周りの声を気にしすぎて、好きなものを好きと言えないまま、関心のないフリをしてきました。

可愛く、美しく変化していく同世代なの憧れ、羨ましく思いながら制服を脱ぐ日まで素のままで生きてきました。

 

するとどうしたことでしょう。

社会に出てみると化粧をして小綺麗な格好をすることが「当然」で「常識」。

知識を得て挑戦することを阻止し、ぎゅうぎゅうと圧をかけてきた周りが「それ」をしないことに「マナー違反だ」なんだと言ってくる。「女のくせに」と。

必死に周りにあわせてみたら「量産型」と言われる始末。

 

だからもう、好きなようにしよう。

自分の「色」を見つけよう。

何度失敗して嘲笑されても、自由になりたい自分になろう。

 

「今さら」と思いながら、綺麗になることに挑戦している24歳の私より。