子供を望まないことは悪いことですか

子供を望まない事に「なんで?」と聞いて、その考えが『悪いこと』のように責めないでほしい。

 

最近、友人の結婚や妊娠・出産のおめでたい報告を聞くことが増えた。

彼女たちは私より5つくらい歳上だけれど、自分もそれをしていい歳なんだなーと思うと歳の流れの早さと老いを感じる。

 

彼女たちの大きくなったお腹を撫でたり、赤ちゃんをだっこさせてもらったりすると、可愛いなーとか健やかに育てよーと思ったりする。

 

けれど、自分が妊娠したり出産したり、親になるという未来が想像できない。

そんな立派で大層なこと、恐ろしくて出来ないのだ。

 

結婚すれば~、そのうち~と周りは言うけれどそんな日が来るのだろうか。

というか、子供を望まないことは悪いことなんだろうか。

 

子を授かれる体であるかも知らず、

自分ひとりの面倒も見れてなくて、

経済的にも精神的にも自立出来てなくて、

精神疾患を患っていて、

発達障害の可能性も示唆されていて、

たいした貯金もなく、

明確な将来プランもなく、

自分が生きづらいと思っている世の中に「生まれたのだから精一杯生きなさい」などと言えず。

親になる覚悟も、生き続ける保証も出来ないなか、新たな命を、人ひとり育てる自信がない私が、

子供を望まないことは悪いことですか。

 

高齢出産のリスクや、育時期の自分の体力面目などを考えても若い方が自分自身もラクだろうな、というのはわかる。

 

でも、幸せにする自信がないんです。

 

リスクに囚われてちゃ何にも出来ない、というかもしれない。

どうせなら幸せになってほしいから、今は子供を望まない事を「おかしい」などと責めないでほしい。

 

産まれてくるのなら、愛されて、望まれて、来てほしい。

たったそれだけ。